2018/10/08 13:00

なぜ、海外製の革や糸、道具を使うのか? 


私の場合ですが、単純な話で、過去スペインで暮らした中で、

”イタリアの革は良いと言われている”

“フランスの糸も有名ブランドが使っていると聞いたことがある”

そんな話を聞いたことがありました。


実際に、調べてたりしていると… 日本でも良いとされ、作品のmaterialとして使っている人も多いと知りました。

“使ってみたいな~、使いこなせるか試してみたい”

そんな気持ちから数種類の革、糸、道具などを使い出しました。もちろん日本の物も使っています。


もう一つの理由は、将来的(追記:まだまだ先の話)に、また日本から離れる? 異国で物作りをする? そんな可能性もなくは無い???

日本の物(素材、道具、糸、その他諸々)ばかりに頼っていたら、海外で物作りなんて無理ですから、有るもので対応する。

海外には日本に無いものもありますから、海外製のもので良いとされるもの、ヨーロッパでも手に入る可能性が高いもの、

良いと言われているものはやはり知っておきたい。



それらを実際に使い、自分が製作する物の素材として合っているのか?

自分は使いこなせるのか? それらをどう扱えるか?など、課題にしています。

私にとって一番大事なことは、実際に自分で使ってみる事、考える事ですから。

環境の中で手に入るもの、良いと思うもの、それらを工夫して使うという事、

日本ならではの物も勉強していますけどね。




こんにちは、エンフォケです。


さて、長い前置きの中で出て来た、革、糸を使用している、ベルトループキーホルダーのご紹介です。


特徴の異なる2種類のイタリアの植物タンニン鞣し革 "アリゾナ"と"マイネ"を使用し、

フランス製の手縫用麻糸(ワックスリネン糸 : ワックスでコーティングされた高品質な麻糸)で手縫いしています。


世界でその名を知られる”手縫い製品で有名なフランスの某ブランド”も使っていると聞くそのワックスリネン糸、

Lin cableとも呼ばれたりする ”FIL AU CHINOIS (フィル・オ・シノワ)”。

使っている理由として、ワックスコーティングされ、ある程度の固さ(質感)を持ちながら、

革に馴染みが良いと感じますし、糸目も綺麗に出る、色展開もかなりありますし、何か上品な…雰囲気を感じます。


FIL AU CHINOIS (フィル・オ・シノワ)




ちょっとボケてますけど、ラベルも素敵です。





ベルトループキーホルダーは、剣先側のボタンで開閉式になっています。

ベルトや鞄などに装着している場合でも、ナスカンからキーリングだけ取り外して鍵などを使用する事も可能。

使う方のアイデアにて使用して頂ければと思います。


剣先は少しシャープでアシンメトリーなデザインに、中心部分には使用している革の床革で膨らみを持たせ、

表の革の色に合わせた “フィル・オ・シノワ” の糸で手縫い、

コバ面(革の端)は、ふのりで磨き、オリジナルの蜜蝋ワックスで仕上げています。



ベルトループキーホルダー【ターコイズ】 https://enfoque.thebase.in/items/13807941




ベルトループキーホルダー【キャメル】 https://enfoque.thebase.in/items/13853005



私自身まだまだ知らないことだらけですし、これからも、色んなことを学習せねばと思います。では、また ¡Hasta luego!