2019/03/15 14:01
スペイン、バレンシアの街では
毎年3月15日から19日、一気に、
火祭り(ラス・ファジャス)モードが加速して行く。
こんにちは、エンフォケです。
今回は、いつもと違うblogに、私の個人的な第二の故郷、アナザースカイblogなります。
テーマは、2016年に世界遺産に登録されたスペイン三大祭りの一つ、
バレンシアの火祭り(サン・ホセの火祭りとも呼ばれる)ラス・ファジャス(Las Fallas)です!!
火祭りのために一年かけて作られる火祭り人形、それらを祭りの最後に燃やしてしまうといった、
ちょっとクレイジーなお祭り。。。
その他沢山のいろんなイベント、恒例行事があります。
その一番の盛り上がりが、3月15日から19日、海外、国内観光客を含め、地元の人たち、本当にたくさんの人が一気に街の中心、
セントロ(centoro)に入って来ます。
過去に(2016年)私が撮影した写真ですが、それを踏まえて少し詳しくご紹介
¡¡Las Fallas en Valencia!!
3月15日以前、2〜3日前かな?
バレンシアの中心街のセントロは当たり前ですが、他の地区、地方の広場、通り=カジェ(calle)にもパーツ毎に分けて、
全てのニノット(ninot, ニノッツ ninots)、ファジャ(Falla)を配置されて行きます。
2〜3mの物もあれば、10mを超えるものもありますし、何百体もあちこちに運ぶのも相当大変ですね〜。
写真:enfoque
“プランタ(plantà)”
そして、3月15日から16日の朝までかけて、それぞれの火祭り人形の職人、チームによって、それらの全てのニノット(ninot, ニノッツ ninots)、
ファジャ(Falla)が組み立てられて行きます。
写真:enfoque
夜も遅くなって来ました。
写真:enfoque
徹夜作業が続きます。
写真:enfoque
ほぼ完成しているFalla、凄い完成度、芸術的ですよね〜。
写真:enfoque
こっちも綺麗!!
写真:enfoque
こうして夜通しで、クレーンなどを使って火祭り職人の手で一気に組み立てられて行きます。
ある程度、夜遅くまである他のイベントもあります。お祭りです、夜遊びです。www
光のイルミネーション “Calles iluminadas”
こちらは、別の行事、3月8日~最終日19日まで夜20時半?から一日3回だったかな?
ルサファ地区の6つの通り(カジェ:calle)に、それぞれ違うイルミネーションが設置されていて音楽に合わせてイルミネーションが点滅するショー。
写真:enfoque
皆、始まる前に集まり、ぎゅうぎゅう詰めの中、スマホ構えて録画撮影!!
写真:enfoque
火祭り人形だけでなく、夜もラス ファジャスで賑わいます。
そして、昼間には3月1日からLas Fallasの最終日まで、“マスクレタmascletá)”と呼ばれる爆竹ショーがあります。
毎日14時に市庁舎広場で行われ、バレンシアの街を盛り上げます。ちょっと写真は割愛。動画で無いとわかりにくいので...
そして大事なこと!!
たくさんのファジャの入賞や1位を決めるのに、別会場の芸術科学都市(la Ciudad de las Artes y las Ciencias)にて
2月の初めから3月15日まで、たくさんのニノットを展示、一般投票の出来るようになっています。
何せ、最優秀の1位以外は燃やしますからね。
ニノットの展示、投票 “Exposición de Ninot”
ズラ〜っとかなりの数、各ニノットに番号が付いていますので、見終わったら投票します。
こちらはマヨール(mayor)部門。大人部門と言った感じ。
写真:enfoque
こちらはインファンティル(infantil)部門。子供部門と言った感じ。
写真:enfoque
コレは因みに、私の友人の火祭り職人チームの作品。
写真:enfoque
そして3月16日に火祭り人形審査会があり、色んな部門で入賞や1位(premio)が決められます。
写真:enfoque
もう、バレンシアのセントロは、更に火祭りモード!! スペイン国内、そして海外観光客の人たちで溢れかえって来ます。
写真:enfoque
違う角度から。
写真:enfoque
間近で見るにはエントラーダ(entrada)入場料が必要な所も、2ユーロぐらいとか。スペインの有名なビールメーカー、マオウ(mahou)の協賛。
写真:enfoque
大きいのやら、小さいのやら実にしっかり作り込まれています。
写真:enfoque
コレは中国風!! でも上の迫力あるファジャは何か顔が歌舞伎風ですね。w
上のものもそうですが審査が終わった17日に撮影しています。Premiと書かれたフラッグが飾られているのは、その部門での入賞順位です。
写真:enfoque
夜に撮影していたドラキュラがテーマのファジャ。
写真:enfoque
面白いけど、どんな意味なのか?www
写真:enfoque
もう芸術やね。
写真:enfoque
友人のファジャ発見!!
写真:enfoque
迫力あるし、精巧に作られてます。
写真:enfoque
全体像。
写真:enfoque
2016年の市庁舎前の巨大ファジャはこれでした。
写真:enfoque
巨大ファジャの足元には、過去の巨大ファジャの写真が飾られていました。
写真:enfoque
これら全てのファジャは、何か世の中の出来事を風刺したテーマによって作られています。
各ファジャに説明書きあるのですが、バレンシア語で書かれているのでさっぱり... 全然わかりません...(爆)
スペイン語はカステリャーノ(castellano)と言って共通言語、バレンシア語はバレンシアーノ(valenciano)と言い、
昔々バレンシアが国だった頃に使われていて、今はある程度、地方の方々、お爺さん、お婆さんぐらいの方、過去の文化、言語を大事にされている方々は、
今もバレンシア語を使います。
そして、スペイン語でオレンジ色はナランハ(naranja)です。
enfoqueのベルトループキーホルダー【オレンジ】
ちょっと長いので、続きは次のblogに違う行事も踏まえて書くことにします。
ではまた、¡Hasta luego!