2019/05/18 10:36
新しい物を作る時、
サンプルどころか、サンプルのサンプル作りからだったり。
図面を描くだけで必死。。。www
こんにちは、エンフォケです。
知り合いから名刺入れを頼まれ、作ることになった“風琴マチ”の名刺入れ。
日本独自の技法で作られる風琴マチ。
マチが蛇腹の形で作られるもので、海外ではアコーディオン型と言われていたりするようです。(海外とは作り方が違いますが。)
普通のマチは内側に折れ曲がりますが、風琴マチは外側に折れ曲がる作り。。。
財布や名刺入れなどが存在しますが、日本の技法は、相当なテクニック、繊細な作業が必要と... (苦笑)
ミシン縫いの本で風琴マチの“財布”の作りを見て、こんな作りなのかと...
しかし、本に載っているのはミシン縫い... しかも財布の作り方、布も使う。
私の場合は、総手縫い、布は使わず革のみ。。。
そして、何よりそのパターン(型紙)自体、名刺入れのパターンとは違う。。。(苦笑)
Pues, ¿¿¿Cómo voy a hacer??? さて、どうする???
どうするっ言うたって、自分で考えるしかない、教わって作っているわけでは無いので...
毎度、毎度の事です、疲れます。www
仕上がりサイズから、パーツの寸法を決め、図面を書いて、試しに紙で組んで見ながら作りを考えて行きました。
紙を元に、実際の型紙を作り、革を切り出し組みました。しかし、紙と革では全く異なる事、それは細部の厚みの調整です。
(因みに、名刺入れのポケットになるこの部分は縫わない作りです。)
正面上から見ると、こんな感じで真ん中がメインのポケットになります。
名刺(shop card)を入れて見ます。マチが外に折れるので、名刺が出し入れしやすい作り、それが風琴マチ名刺入れの特徴です。
実際、組む時に、途中で気になる点があり、微妙に変更して組み立て直しましたが、
いやぁ〜、テクニック、繊細な作業だらけで... 結構時間をかけて作らざる終えませんでした。
いつもながらの誤差を無くしたい、ピッタリにしたい...戦い。
そんな感じで、ひとり黙々とサンプルのサンプルを作っていました。w
次は、革を変えて、サンプル作りへと。
そして今日は、遅れていた作業、パーツを切り出しキーホルダー類を。
エンフォケのスリムキーケース!! 【ターコイズ】
いつも考えなくてはいけない事ばかり、頭から煙が出っ放しで、寿命が縮んでるんでは無いかと...(苦笑)
ではまた、¡Hasta luego!