2019/08/14 18:37

ご趣味のよい方々は、


ハイブランドの既成品ではなく、


ビスポーク(bespoke)による品を持っている。。。



こんにちはエンフォケです。


enfoque(エンフォケ)オリジナルデザインの“小さなキーホルダー”は、イタリアで製造されている植物タンニン鞣し革を使用しています。



植物タンニン鞣し革って何なん???

英語で言うvegetable tanned leather (ベジタブルタンニンレザー)…

まぁ、難しい事は割愛・し・ま・し・て…

所謂、手間暇をかけて作られた物。化学薬品を使用せず植物タンニンを使って鞣された革です。

例えば、オーガニック(英語 : organic : 有機農産物)な食材、食品、コットン、化粧品?のような。

でも、オーガニック成分配合…とかは違いますよ。(笑)

各オーガニック認定機関が定める基準をしっかり満たしたものであるって例えです。 



▼それぞれのタンナーごとに特徴が違う革

3種類(3社のタンナー)の革それらの革はイタリア、トスカーナ地方で、それぞれのタンナーが、

昔ながらの伝統的な技法であるバケッタ製法にて製造されているイタリアンフルベジタブルタンニンレザー(植物タンニン鞣し革)を使用しています。


・表面の革は4色展開(ターコイズ、オレンジ、ブルー、キャメル)、Conceria La Bretagna(コンセリア・ラ・ブレターニャ社)のアリゾナ


・裏面の革(イエロー)Conceria 800(コンセリア・オットチェント社)のトスカーノ・リスシオ


・金具部分の根革(グレー)にはTempesti社 (テンペスティ社)のマイネ


使用しているのは一枚革(ダブルショルダー)、革が大きいのでくるくる巻いてます。ここから切り出してキーホルダーや製品にします。

因みにこれはアリゾナ、革の裏面に風見鶏のマークがコンセリア・ラ・ブレターニャ社のロゴであり、その証です。



革を購入する時は問屋さんなどで自分の目で見てから買います。染料仕上げで一枚一枚、表情、状態が違います。

これらの革は大阪の超有名なレザークラフトショップ “phoenix”さんに見に行き購入しました。



▼糸や金具もしっかりしたもの

両サイドを巻きとめている糸は香港製(Yue Fung)のワックス加工が施された高品質な手縫い用麻糸

金具は取り外しが簡単にできるしっかりした小さめのナスカン金具を使用。



切り目本磨き(コバと呼ばれる革の端)

コバ面に布海苔を塗り、ヤスリがけを繰り返し整えた後に、蜜蝋を塗り込んでいます。



アリゾナは天然のシボ(皺)、小さなシボや大きなシボなど、切り出す場所によりシボの表情が違います。

先程も書きましたが、一枚一枚表情が違います。天然皮革、元々の牛が持っている肌はそれぞれ違います、ちょっとした傷もしかり。

人の肌も同じですね、私は昔、ケガをした傷があちこちあります。(笑)



ちょっと色が... 青々としているなぁ... PCやスマホの環境によって少し色の違いがあるとは思いますが。。。



今回は、小さなキーホルダーをスペインに居た頃に買った“手作りの小さな陶器飾り”と共に撮影してみました。

Con la ristra de cacharritos de cerámica hechos en España.🇪🇸




ハンドメイドのキーホルダーという言い方もありますが、自分の表現ですと革小物職人が手仕事で仕立てたキーホルダーという感じです。

現在、enfoque(エンフォケ)では、手裁ち、手縫いで仕上げています。


BlogInstagramでも、製作した物や試行錯誤しているものなどをupしたりしています。

お時間あれば、覗いてみてください!!


ではまた、¡Hasta luego!