2019/09/17 12:52

最近、脳ミソに癒しが足りない。


雑貨とか見に行きたいなぁ~、海外まで...

200%無理...



こんにちは、エンフォケです。



少し前、古くからお付き合いのある方と久々にお会いした時、


名刺入れの話になり、“風琴マチ名刺入れ”のご依頼を頂きました。


ご希望された革は“シボありのイタリアンレザーで、色はネイビーがいい!!”と...



在庫のネイビー、シボが綺麗に出ているのは良いのですが、色違いの同じ革と比べて、


コシ、ハリが弱め=柔らかい...


原皮か? その他の問題か? 革が柔らかすぎると風琴マチを作る上で、


ちょっと、作り・づ・ら・い...です。。。




一般市場に多く出回っている製品は、量産目的で作られている革に、布や様々な副資材使い製品になっている物が殆ど。


私の場合、それらとは少し異なる手作業で作られた革で作り仕立てています。


今回のお客様には、直接革を見て貰って、説明もさせて貰う事が可能でした。


ご希望の革、そして、お値段もそれなりです。。。



さてさて、グズグズしてはいられない。


いつもより少し、パーツを切り出す場所から組み立て作業を慎重にする事になります。


柔らかさより、革の伸びで変形するとマズイです。



パーツカット、漉き作業、荒らし作業に気を付けて、慎重に組み立てまで。

風琴マチを作ると折り紙している気分になります。マチには副資材は使わず革のみ、知恵を絞って革が伸びにくい工夫を少し...



一部を残して正確な寸法に本裁ち作業、微妙に伸びた革をカットしてマチの組み立ては終了。


その次は、胴オモテ、胴ウラの準備。後で縫えない口元部分を縫い、磨き、蜜蝋で仕上げておきます。

名刺サイズ、小物には、細かい小さなシボが似合います。





こちらは外側はシボあり

内側にスムースレザーを貼り合わせた

enfoqueのスリムキーケース!!






なんとか形成出来たので少しホッとしました。まだここから作業が続くので最後まで綺麗に仕上げられるように気を抜けません!!



ではまた、¡Hasta luego!