2020/01/26 10:57
いつも、何かと
試行錯誤の連続...
ひとりで考えるのはしんどい...(笑)
こんにちは、エンフォケ です。
ご紹介するのは、イタリアの革を手裁ちし、手縫いにて仕立てている“風琴マチ”の名刺入れです。
一般的には、ミシン縫いで製作されるモノが多いです。

風琴マチとは :
札入れ(長財布)、名刺入れのなどの製作で使われる日本独自、独特の技法で、
薄くすっきりと仕立てることができ、お札や名刺を出し入れしやすい機能性に優れています。
通常のマチは内側に折れ曲がりますが、風琴マチは外側に折れ曲がる作りになっていて、
アコーディオン(風琴)のジャバラに似ているため、風琴マチと呼ばれています。
製作するにあたっては、正確な裁断と漉き、細密な接着剤の塗布、厚み、歪み、片寄りが出ないよう形成、精密な技術が必要とされます。
こちらが、その“風琴マチ”部分、中央が名刺入れになる部分です。いくつかのパーツから組み上げています。

特徴として、風琴マチ部分は縫わずに形成しています。(縫って仕上げる製作法もあります。糸目を隠すシャドーステッチ?なども。)
イタリア、サンタクローチェ地方にある2社のタンナーの革を使用、革と色のコンビネーションで製作しています。
外装には、天然シボの革、色はチョコ、内装には、滑らかな皺の少ないスムースレザー、色はボルドーです。

ワックス加工された手縫用麻糸(フランス製)にて手縫い、コバ面(革の端)は、切り目本磨き、染色(黒色)、蜜蝋を溶かし込み仕上げています。


Blog、Instagram、twitterでも、製作した物や試行錯誤しているものなどをupしたりしています。
お時間あれば、覗いてみてください!!
ではまた、¡Hasta luego!