2020/04/21 18:09
最近、ウチの小ぃ〜さな庭の、
雑草くんたちの成長が著しい。
勘弁して。。。(泣)
こんにちは、エンフォケ です。
ちょっとファスナー、スライダーの引き手のお話です。
ファスナーを使ったモノを作る際には、基本的にはYKKのエクセラを使用することにしました。
エクセラ、特にダブルチェーンは、ムシ(エレメント)が分厚く丈夫、
その丈夫さ故、スライダーの滑りが重く感じる事も。
引き手は、ファスナーの開閉時に常に引っ張りますから“結構な負荷”がかかります。
商品にエクセラのダブルチェーンを使用するにあたり、革にて引き手を製作する場合、
使う革(柔らかい革など)によっては、強度を上げないと...と感じ、
以前、引き手の作りを変更しました。
そこで、ちょっと問題発生…
革での引き手製作をすると、結構な時間がかかってしまうのです。。。
手縫い仕立てのラウンドファスナー ミニウォレットのスライダーの引き手…
今回のラウンドファスナー ミニウォレットの引き手製作の画像が無いので、過去に作ったモノですが、
時間がかかる... 作業時間、値段... どうするねん。。。
現時点でのベストの製作方法を少しご紹介です。
革の引き手のベースに加えて、ちいさ〜いアンコと呼ばれるモノを、すご〜く正確なサイズに、ものすご〜く必死に作ります。(笑)
それを、強度を増して作った革の引き手の中に、すご〜く正確な位置にアンコをお座りさせます。位置とサイズ確認。
(それなりに時間は経っています。映画なら中盤ぐらいかな... )
接着して、本裁ちして、縫って、磨いて、仕上げまでして... 出来ました。。。そうですね、映画1本観終わったかな...
今の私の作り方では、すご~く時間がかかります。
もう少し違う作り方をすれば、時間短縮できます... が、見栄えはよろしく無くなり、
そして、大事な丈夫さなど、よろしく無くなります。。。
しっかりした革なら、例えば、有名どころのブッテーロ、コードバンなら硬くて強いですけどね。(苦笑)
なので、現時点の考えでは...
基本的にファスナー物には、エクセラの純正金属スライダーを使うことになるでしょう。
金属で硬く、刻印で “コレ、エクセラやん!! “ ってすぐわかって、お客様にはその方が良いのだろうか?とも。
オーダー製作(革での引き手製作ご希望の場合)は、別料金...で選べるようにすることになるでしょう。
もう少し早く正確に作るメソッドは無いものか。。。
“手縫い仕立てのラウンドファスナー ミニウォレット”!!
スタッフ様、BASE mag.でピックアップして頂き、ありがとうございました。
いつも、出来るだけ正確な作業をすることを心がけて製作しています。
ちょっと拷問チックですが...(笑) 正確に、ピンポイント。 ファスナー物は縫製作業にも時間がかかってしまいます。
全てにおいて、時間や手間をかければ良いとは思っていません。
ただ、作り方、使い勝手、強度などで手を抜けば、
ただのカタチをしたモノ… になってしまうと考えます。
ではまた、¡Hasta luego!