2020/07/18 17:05

ベルギー産の有名な革。


ルガトショルダーって言うのに、


ショルダーとったら、


皆“ルガトー” って伸ばして言うし、書いてるし...


なんでやねん!!(笑)





こんにちは、エンフォケ です。




さて、マネークリップ財布のカードポケットの口元などに新しいデザインを加えてみようかと、


革の宝石と呼ばれ、吟面に光沢とハリの強さを持つ“ルガトー”を使って製作しているマネークリップ財布です。


エンフォケの “カラーオーダー マネークリップ財布【薄型】”と同じく、


カードポケットの口元をラインデザインでカットして“切り目本磨き”で仕上げるタイプです。


本磨き…  その後、染色、蜜蝋仕上げ。




まぁ、蜜蝋仕上げに拘っているというよりは、柔らかめのタンニン鞣しの革を商品に使っていますし、


どうしてもコバ(革を裁断した端)をしっかりさせるには、仕上げが必要ですからね。


量産品などのように、作業時間の短縮や値段を抑えるために顔料で一発仕上げするとかもありますがね。。。


しかし、私の場合… 顔料を使っても、結局は“ちょっとキレイに整えようか...” 


もう1回…もう1回…と、また磨いちゃう... (笑) 


まぁ、タンニン鞣し、染料仕上げの革で、顔料が吟面に付いたりしたら泣きますから、パァ~でございますから。。。


トラディショナルスタイルを自分なりに学んでから、色々試したいと思っているもので...


知識や経験、技術があって、それでどうするか? 知っていて、どうするか? 


今は、自分で何度も試作した、ちょいとミックスした蜜蝋で仕上げています。



見出しの新デザイン?とかどこ行った???



ちょっと長くなりましたので、磨きなんかの画像でサラ〜っと、新しいデザインでも見て下さい。(笑)




先ずは、カードポケットのパーツの口元を磨き仕上げておかねばなりませんので、仕上げて捻入れ。

仕上げるパーツが少ないときはアルコールランプ(右上)で玉捻を熱して捻入れます。多いときは電気捻を使います。



その後、カード段のパーツを組んで縫製した後、コバを磨いてます。右の色が濃いのは布海苔(小さな瓶のモノ)を塗っただけです。

磨きには、いつも布海苔を使い、固めてはペーパーがけ... 磨き始めは、早く固くなれ〜!! とスリッカーも使っていますけどね。



染料で染色した後、蜜蝋を溶かし込んで仕上げ。ポケットの口元になるところですから、キッチリ仕上げておきます。



これは、胴ウラパーツを接着面を荒らした後。私の場合、吟面同士を接着する部分がかなり多いので、結構時間を取られます。 

特に、ルガトーは吟面に光沢加工が施されているので、正直荒らしにくく、他の革より時間がかかります。(苦笑)



本体パーツを組んで、全て縫製してしまった後... 最後は全体をコバ磨き、仕上げて行きます。今回は以上です。




こちらはカラーオーダーのマネークリップ財布!!

外の革は6色、中の革は3色、糸は12色から選べます!!







大体、最後から二番目の写真で、新しいデザインはおわかりになったかと思います。(爆笑)


デザインの説明はあまり必要ないかと... 書けば長くなりますし。


今回は、しっかりとコバ(革を裁断した端)は磨いて、蜜蝋仕上げをしてますよ〜ってことで!! 



他のエンフォケのSNS, instagram, twitterなどでも製作したもの、試行錯誤しているものなどupしています。

お時間あれば、覗いてみてください!!



ではまた、¡¡Hasta luego!!